Ubuntu20.04LTSをGPD Pocketにインストールする手順

 どうもこんにちは、久々にLinuxを使いたくなったのでWindowsがまともに動かないGPD PocketにUbuntu20.04をインストールして楽しむ事にした如月翔也(@showya_kiss)です。

 今日はGPD Pocket(初代機)にUbuntu20.04LTSをインストールしてGoogle Chromeをインストールし、Ctrl+SpaceでIME切り替えができるようになるまでの手順をメモっておきます。

GPD Pocket(初代機)とは

 GPD Pocket(初代機)とは深センのGPD社が生産・販売する7インチの液晶サイズにフルのWindows10を搭載して変形フルキーボードとポインティングデバイスを備えたUMPCで、今はもう終売しているので新品での入手は難しいんですが結構な人気が出たので続編のGPD Pocket2、GPD Pocket2Maxなんかが市場に出回っています。
 製品としては2017年の製品なのでそれほど高機能でもないんですが、小型でジーパンの尻ポケットにねじ込んで持ち歩けるサイズ感が欲しい人にはジャストで欲しい構成なので未だに中古市場でニーズがある面白い製品です。
 Windows10がフルで動く他、Linuxの一種であるUbuntuなんかがそのままインストールできるのでWindowsに空きたらUbuntuを入れておもちゃにする選択肢もあり、なかなかおもしろい製品なのです。

Ubuntu20.04LTSとは

 Ubuntu20.04LTSとは、パソコンのOSの一種であるLinuxの中の更に1種であるUbuntuというディストリビューション(Linux本体を含めたOSパッケージと捉えて問題ありません)のなかで、Ubuntuは半年に1回リリースされるのですが2年に1回5年間サポートが受けられるLTSというバージョンが出まして、その最新の物がUbuntu20.04LTSなのです。
 UbuntuはLinuxなので軽量級のパソコンと相性がよく、ちょっと昔のパソコンでWindows10で動かすのはちょっと厳しいな、というパソコンにUbuntu20.04LTSをインストールすると予想外にサクサク動く場合があり、パソコンはWebを見れれば十分だよ、という人であれば古いパソコンにUbuntuを入れて使うというのは一つの手なのです。
 今回私はGPD Pocket(初代機)がWindowsをクリーンインストールしても起動直後からCPUが100パーセントに張り付いてまともに動作しない状況になったので、一回Windowsは諦めてUbuntu20.04LTSを試してみようと思い、実際に今回試したメモを残します。

日本語を使いたいので日本語Remixを使います

 Ubuntuは言語サポートが手厚くて自分で設定すれば日本語がフルで使えるんですが、いちいち設定するのも面倒くさいですし、UbuntuのローカライズチームであるJapanチームが日本語の設定やリポジトリというものをセッティングして最初から日本語が使えるバージョンのUbuntu20.04のイメージファイル(日本語Remixという)を配布してくれているのでそれを使って楽をしました。
 まあ苦労する事に意味がある、と思う方は自分でググりながらやって頂ければいいと思うんですが、私は今回日本語Remixを使いましたので先に明示しておきます。

まずMacでUSBを焼くのにBalena Etcherをインストールします

 さて、まずGPD PocketにUbuntu20.04LTSをインストールするには、GPD PocketにはDVDドライブがないのでISOイメージを入手しても起動するすべがないので、ライブUSBにISOイメージを焼いてGPD Pocketの起動ドライブとしてUSBメモリを選ぶ方法を取る必要があります。
 ライブUSBを焼くために、Macの場合Balena Ectherをインストールする必要があります。リンクからダウンロードしてインストールして下さい。

Ubuntu20.04LTS日本語RemixのISOイメージを入手してきます

 Balena Etcherのインストール後、USBメモリに焼くべきISOイメージをダウンロードしてきます。
 Ubuntu20/04LTSの日本語Remixのページからダウンロード元を選択してダウンロードします。
 ダウンロード元によっても違いますが結構時間がかかるので別作業をしながらのんびり待ちましょう。ダウンロード元によっては非常に時間がかかるので、良いダウンロード元を選べるとちょっと早く作業が終了します。私はKDDI研究所からダウンロードしました。

Balena EtcherでUbuntu20.04LTSのISOを焼きます

 日本語RemixのISOイメージを入手したら、Balena Etcherを使ってISOイメージをUSBに焼きます。
 Balena Etcherを起動、「Flash from File」でダウンロードしてきたISOイメージを選択、「Select Target」でUSBメモリ(8GB以上のもの)を選択、「Flash」ボタンで書き込みです。
 結構時間がかかるので気長に待ちましょう。作業が終わったら「使用できないUSBです」みたいなエラーが出るので気にせずにUSBメモリを引き抜いて作業完了です。

GPD Pocketに焼いたUSBを指し、起動画面でF7を押してUSBから起動します

 焼いたUSBメモリはGPD Pocketに指してから起動し、起動画面でF7(Fn+7)を押してブート選択画面に移動して、USBメモリを選んで起動すればオーケーです。
 F7を押すタイミングが難しいのと、連打しているとシェル画面に移動してしまってブートしないので、ジャストのタイミングで1回だけF7を押しましょう。
 起動したらUbuntuの画面が表示されるのでちょっと使ってみるなりいきなりインストールするなりすれば良いです。この時点でもう普通に使えるので驚きます。

普通にインストールします。キーボードはEnglish(US)を選んで下さい

 満足するだけ触ったら「Ubuntuをインストールする」からインストールを行います。設定はそれほど難しくないんですが、一点だけ、キーボードの設定は「English(US)」を選んで下さい。他を選ぶと後で積む可能性があるのでそこだけ注意です。
 ユーザー名やパスワードなんかを設定して進めていって、小1時間もあればインストールが終わって使えるようになります。

FireFoxでGoogle Chromeを検索してダウンロード、実行してインストールします

 普通に起動したらFireFoxを起動してGoogle Chromeを検索してダウンロード、ファイルをダウンロードしてからダウンロードフォルダにあるファイルをダブルクリックして実行すればGoogle Chromeは無事にインストールできます。

IMEの設定で「Zenkaku」キーを全て「Ctrl+Space」に入れ替えて設定して再起動します

 GPD PocketはUSキーボードなので全角/半角キーがなくそのキーでは日本語入力を制御できないのでCtrl+Spaceを割り当てます。
 画面右上にある「A」のアイコンをクリック、IMEをMozc(日本語)だけ残して全部消してから「ツール」からプロパティを選び、「キー設定」→「キー設定の選択」→「編集」ボタンをクリックしてキー割り当ての画面を出し、「Ctrl+Space」が割り当てられているものを全て削除、その後「Hankaku/Zenkaku」が設定されているキーを全てトリプルクリックしてボタン入力画面で「Ctrl+Space」を入力して設定します。
 設定が終わったらログオフしてからログインし直せば日本語入力がCtrl+Spaceで制御できるようになっています。

これで問題なく日本語で検索してWebを使う事ができます

 これでGoogle Chromeを使って日本語でWeb検索ができるので後は自分でググりながらやりたい事を調べていけば良いでしょう。
 艦これとかも問題なくできるので良いですね。

まとめ

 という訳で、GPD PocketにUbuntu20.04LTSをインストールしてGoogle Chromeをインストールし、日本語入力を制御するところまでをお送りしました。
 リカバリ時に同じ設定をするのでメモっておきます。