長男のパソコンのバックアップ用にDropboxを外付けストレージ代わりに使った話

この記事は約 9 分で読めます

 どうもこんにちは、予算編成に余裕がない如月翔也(@showya_kiss)です。

 今長男のパソコンには私が今年まで使っていたVAIO Zを使わせていまして、結構自由に使わせているんですが今回マルウェアに感染しまして、感染した原因はPC不調時にどんどんセキュリティソフトを追加してバッティングしたのが原因らしいので長男にはPC不調時にはすぐ相談するように・セキュリティソフトは複数入れると駄目なので基本的に私が選定してインストールしたものを使い困った時には相談するように、と伝えたのはいいんですが、じゃあマルウェア感染からの復帰ってどうするんだって言うとパソコンのリカバリが一番妥当な方法なのでユーザーデータをバックアップの上リカバリをしようと思ったんですが、長男のパソコンは動画を編集するパソコンなので保存データが大きくてUSBメモリ程度では太刀打ちできない感じだったんですよね。
 データを外に退避させるために外付けのハードディスクがあれば一番だったんですが余しているHDDキットが死んでいてハードディスクは生きてるんでしょうが接続キット部分がやられると現時点ではただの箱に過ぎないので何の役にも立たず、とりあえず500GBのユーザーデータを書き出すのに明日ハードディスクでも買いに行こうか、と思ったんですが、ぶっちゃけ予算がまったくないのとハードディスクはそもそも長男のクリスマスのオーダーだったので今買うのは頭の良い選択肢ではなく、クリスマス過ぎるまで待たせるかとも思ったんですがパソコンが1週間使えないのは結構な痛手だろうな、と思い、何か良い方法はないか考えたんですが、そういえばDropboxに1TBの空きがあるので時間はかかりますがDropbox経由でデータを同期すれば一時的に外付けストレージ代わりに使えるな、というのに気づいたので、Dropboxを設定して同期用フォルダを作り、そこに必要なデータを移動するように長男に促して今は保存したデータをインターネット経由で同期させているところなのです。

Dropboxとは

 DropboxとはDropbox社の提供するウェブサービス、及びウェブサービスのクライアント名を指します。
 サービスとしてのDropboxはクラウドストレージサービスで、インターネットの向こう側にデータストレージを作り、そこにデータのバックアップを世代型で残したり、データストレージを通して2台以上のパソコンのデータ内容を同期したりするのに使えるサービスです。
 クライアントとしてのDropboxはサービスとしてのDropboxを使うためのクライアントで、Windows/Mac OS/Linuxのクロスプラットフォームで提供されているという大きな特徴があります。
 Webサービスとしては2TBのストレージが月額1300円、データの世代型バックアップに対応しており各種インターネットサービスもDropboxと連携する物が多いので、クラウドストレージ最古参の大手という事もあり非常に使いやすく値段もこなれています。
 2TBのハードディスクなら1万円前後で買えるので月額1300円を出すのは馬鹿らしい、という意見もあるのですが、ウェブ上にデータのバックアップが出来るというのは大きな利点であり(家が火事で焼けてもデータは残る)、世代型でバックアップを取ってくれるので間違ってデータ削除したまま1日以上経過した場合でも復旧できるのは大きな強みであると言えると思います。
 またクラウドを経由して複数のパソコンでデータを同期する事ができるので、メインパソコンで使っているデータをサブパソコンに同期し、どちらかで編集した内容をもう片方に反映するという使い方が可能です。複数パソコンを使う人ならデータの同期方法に頭を悩ませる事があると思いますが、それを解決してくれるプロダクトでもあるのです。
 基本的には一度パソコン側に設定を行ったら後は自動で動いてくれるのでクライアントソフトを気にする必要はないですし、同期も自動で行ってくれるので「同期が完了しているかどうか」にだけ注意を払えば後は自由に使っても良いサービスなので、非常に使い勝手が良いです。

今回ストレージ代わりに使うために使った「選択式同期」とは

 Dropboxの基本的な機能では今回使ったような「データを外出しして後で戻す」というのは難しく感じますが、Dropboxにある「選択式同期」という機能を使うと簡単に可能です。
 選択式同期というのはクラウドのストレージに対して個々のパソコンで「どのフォルダを同期するか」を設定できる機能で、まず長男のパソコンに「長男」フォルダを作ってDropboxに同期させ、長男のパソコンでは今回は私のMacBookProで同期しているフォルダを選択式同期から外します。次に私のMacBookProで「長男」フォルダを選択式同期から外すと「長男のパソコンー長男フォルダ」「私のMacBookProー私の同期フォルダ」で別の領域になるので、その状態でバックアップを走らせればOKです。
 後は長男のパソコンのデータバックアップが終わったら長男のパソコンを徹底的にリカバリし、リカバリが済んだら長男のパソコンで「長男フォルダ」をウェブ経由でもクライアント経由でも構わないので持ってきて展開すればデータの書き戻しが出来るので、データのアップロード・ダウンロードに時間はかかりますが(そこはUSBの速度には叶わない)実質ハードディスクにバックアップしてかき戻したのと一緒になります。

「選択式同期」の設定方法

 その「選択式同期」の方法ですが、簡単です。
 クライアントの「設定」を開き、「基本設定」から「同期」をクリック、「選択式同期」の中に「同期するフォルダを選択」というボタンがあるので、そこを押すとどのフォルダを同期するかの選択画面が出ますので、同期したいフォルダにチェックを入れて「更新」を押せばオーケーです。
 間違ってチェックを外すと選択式同期からフォルダが外れて、存在するフォルダが消えたりするのですが、最後の「更新」を押すまでは反映されないのでゆっくり設定すれば大丈夫です。
 万が一操作ミスで選択式同期を外してしまいフォルダが蒸発してももう一回チェックを入れてあげる事でクラウド経由でデータが戻ってくるので心配する必要はありません。
 今回はこの機能を「一時的にDropboxを外付けストレージとして使う」ために使用しましたが、本来的な使い方で言うと「データは全部クラウドにバックアップ」「メインパソコンには全部のデータを同期」「サブパソコンには(パソコンのストレージ削減の目的で)一部のデータだけを同期して使う」というのが本来の使い方でして、私は実際そっちで使っているのですが、使い方によっては一時的に外付けストレージとしても使えるので便利だなと思います。

というわけでデータの退避は終わったのでリカバリと書き戻しだけです

 というわけで、データの退避(準備)は終わったので今晩一晩かけてゆっくりデータを同期して、明日の朝長男のパソコンをリカバリしたいと思います。
 回線上の問題でダウンロードよりアップロードの方が時間がかかるので、アップロードに一晩、ダウンロードは2〜3時間で済むんじゃないかと思っています。
 もちろん外付けのストレージなら書き込みに20分書き戻しに20分で済む話なのでローカルにバックアップを取る意味でもハードディスクがあった方がいいんですが、本当に一時しのぎという意味ではDropboxも使えなくはないので追い詰められている状況なら一つの方法として考えても良いのではないでしょうか。

まとめ

 Dropboxは便利なサービスなんですが、使い方によっては一時的な「外付けストレージ」として使う方法があるよ、方法は「選択式同期」だよ、というお話でした。
 個人的にはDropboxはサービスとして満足しているものなのでみなさんにお勧めで、色んな使い方ができるので参考までに、という感じでした。
 今回も3000文字にお付き合いいただきありがとうございました。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!


Warning: Undefined array key "url" in /home/c2855771/public_html/techblog.show-ya.blue/wp-content/plugins/donorbox-donation-form/donorbox_embed_campaign.php on line 168