M1搭載Macでの問題修正フェーズについて

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 どうもこんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日はM1搭載Macで問題が起きた時の問題修正フェーズについてお話したいと思います。
 インテルMacと違い、NVRAMのクリアやSMCのクリアができなくなっているのと、セーフブートの方法が変わっているので要注意です。

Macで問題が起こった時の修正フェーズについて

 Macで問題が起こった場合、問題の解消のためにステップを踏んで問題解決を行う必要があります。
 順序としてはアプリ再起動・Finder再起動・Mac再起動・Macのセーフブート・FirstAidを試す、の順序です。
 方法を覚えておくと問題が起きた時に簡単に修正を試せるので順序を覚えておくか、トラブルシュートのページをブックマークしておくと良いと思います。

アプリ再起動

 Macで問題が起きた時は大体アプリが関係していると思うので、調子の悪い・問題が起きているアプリについて、まずはアプリの再起動を行うのが良いです。
 問題のアプリを開いてメニューから「<アプリ>を終了」(Quit <アプリ>)を選択して一回アプリを終了し、もう一度アプリを起動してみます。
 これだけで問題が解消する場合があるので問題が解消していないかチェックしてみて下さい。

Finder再起動

 アプリ再起動で問題が解消しない場合Finderが不調の可能性があるので一回Finderを再起動すると良いでしょう。
 DockのFinderアイコンを「option」キーを押しながら右クリックすると「再度開く」という項目が表示されるので「再度開く」を選択するとFinderが再起動します。
 これで問題が解消している可能性があるので問題が解消していないかチェックしてみて下さい。

Mac再起動

 Finder再起動で問題が解消しない場合Finder以外のMacの挙動がおかしい可能性が考えられるのでMacを再起動しましょう。
 Appleメニューから「再起動」を選択し、再起動するまで待ちます。
 再起動してしばらく待ち、その状態で問題が解消しているか確認して下さい。

Macのセーフブート

 Macの再起動で問題が解消しない場合設定ファイルや起動ファイルがおかしくなっている可能性があります。その場合設定を綺麗にして起動するセーフブートを試してみましょう。
 電源を切った状態で電源ボタンを10秒長押しし、起動オプションウインドウが表示されるまで待ちます。
 起動オプションウィンドウが開いたらいつも起動に使っているSSDにカーソルを当てて、Shiftキーを押すと「セーフモードで続ける」と表示が変わるので、その状態でEnterキーを押します。
 しばらく待つとMcOSが起動してきますが、メニュー右上に赤文字で「セーフモード」と表示されているのを確認して、一度起動したらもう良いので再起動を書けて通常起動します。
 セーフブートすると設定関係がクリアになるので問題が解消している可能性がありますので、問題が解消しているか確認して下さい。

FirstAidを試す

 セーフブートでも問題が解消しない場合SSDの所有権や構成に問題がある可能性がありますので、FirstAidを試しましょう。
 「アプリケーション」フォルダから「ユーティリティ」フォルダを開き、ディスクユーティリティを開きます。
 いつも起動に使っているSSDが選択されているのを確認してFileメニューから「FirstAidを実行」を選びます。
 しばらく時間がかかりますが、FirstAidの実行が終わったら問題が解消している可能性があるので念の為再起動してから問題が解消していないか確認しましょう。

この5項目だけで直る問題がかなりあるので

 項目としては5項目しかないんですが、この5項目だけで直る問題がかなりあるので、Macでなにか問題があるな、と思った時にはまずこの5項目を試す事を心がけておくと非常にはかどります。
 面倒臭がってこれを試さずにサポートセンターに問い合わせるてもこの5項目は結局試すよう言われるのでサポートセンターの人の時間を奪わないように先にこの5項目は試しておくと良いでしょう。
 この5項目以外には「新しいユーザーを作ってそっちで問題が解消しないか試す」なんかの方法があるんですが、基本的にはこの5項目を試しておけば問題ないと思います。

私の場合:今回のトラブルシュート

 私の場合の話なんですが、今日実際に起きた問題のトラブルシュートをお話ししますね。
 ここ数日間OneDriveの調子が悪くて(OneDriveはMicrosoftのクラウドストレージアプリです)、いつもCPU%で100パーセント近くに張り付いているのです。
 M1搭載MacBookAirを使っているのでパーセントは合計800パーセントまで受け入れ可能なのでそこまでの負荷ではないんですが、普通に考えてデュアルコア200パーセント許容のパソコンがあるなかで100パーセントを持っていくのは資源を食い過ぎで、普通に考えてOneDriveは10パーセントから30パーセントくらいが妥当な範囲だと思うのです。
 そこで調べてみたんですが、やっぱりMacの場合のOneDriveは100パーセントは行き過ぎだという事がわかったのでトラブルシュートを行いました。
 まずアプリの再起動を試しましたが問題は解消せず、Finderの再起動を試すも解消せず(まあアプリの問題ですからね)、Macを再起動しても問題は解消しなかったのでセーフブートを試し、セーフブート後に再起動したら問題が解消していました。
 100パーセント近くリソースを喰っていたのが問題解消後は0.3パーセントにおさまり、システムのリソースも空きましたしM1搭載MacBookAirのCPU温度も60度から44度まで下がって安定しています。
 という訳で今回はセーフブートで問題が解決したんですが、OneDriveが100パーセントを持っていくのに疑問を抱くまでに数日かかりリソースをしばらく無駄食いさせていたのでもったいなかったな、と思います。

M1搭載Macの場合NVRAMとSMCのクリアはできないので

 M1搭載Macの場合NVRAMのクリアとSMCのリセットができないので所有者に出来るトラブルシュートはアプリ再起動・Finder再起動・Mac再起動・Macのセーフブート・FirstAidしかないんですが、それだけでもかなりの問題が解消できるので、まずは自分で直してみるという心がけが大事じゃないかと思います。
 とくにこの手順はFirstAid以外全部試しても10分かからないですし、FirstAidも30分みれば余裕で終わる(はず)ので問題が起きたらサクッと試してしまうのが良いと思います。

まとめ

 という訳で、今回はM1搭載Macで問題が起きた時に問題の解消のための修正フェーズについて、アプリ再起動・Finder再起動・Mac再起動・Macのセーフブート・FirstAidの5ステップで説明させて頂きました。
 チップがM1になっても問題が起きた時に試すべきなのはインテルMac版と大差ないので、「Macの場合こうする」「M1の場合NVRAMとSMCがない」という2点を押さえておけば良いので、とりあえず問題が起きた時に検索できるようにしておくと良いですよね。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!


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