MacのAndroid仮想化環境で言うとBlueStacksが強い

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 どうもこんにちは、家の中に18WでPD対応のUSB-C充電器を4台追加したら家族でヘヴィに使いまわしていた充電環境が緩和されて自分のデバイスをいつでも充電できるようになって非常に満足している如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日はUSB-C充電器とは関係なく、Macで使うAndroid仮想化環境はBlueStacksが良いよ、というお話をしたいと思います。

そもそも仮想化環境って何

 そもそも仮想化環境って何?という話で言うと、仮想化環境とはWindowsやMacOSという「OS」の上で他のOSを走らせる技術を指します。Windowsの上でWindowsを走らせて意味があるのか、MacOSの上でMacOSを走らせて意味があるのか、とういう部分はぱっと思いつく部分はないかも知れませんが、例えばOSが落ちるかも知れないアプリを動かす時に、ネイティブのOSで動かすと本当にOSが落ちる可能性があるんですが、今使っているOSの上に他のOSを展開してその展開したOS上で起動すれば落ちるのは展開したOSだけでありネイティブのOSは無傷で済む、というメリットなんかがあります。
 それに加えてMacOSであればMacOSの上に古いMacOSを動かす事で32ビットのアプリを動かしたりする事ができますし、MacOSをの上にWindowsを展開すればBootCampでいちいちMacを再起動しなくても、MacOSの上でWindowsが動くのでWindows専用アプリをMacから操作する事ができて非常に便利なのです。もちろんMacOSの上でLinuxを動かしてもいいですしマシンパワーさえあれば複数のOSを展開しても問題なく動くので思いつく範囲で色々する事ができるのです。

Androidを仮想化して何のメリットが有るのか

 そして仮想化環境ではAndroidを仮想化する事も可能なんですが、Androidを仮想化して何のメリットがあるかと言うと、パソコン上でAndroidを動かせるのでバッテリーの心配がいらない事だったり、仮想化している画面をMacでキャプチャできるのでAndroidでは難しい音声付き画面収録が簡単にできたり、使っているAndroidよりもMacの方がスペックが高いのであれば純粋に性能の良いAndroidとして使えますし、あと老眼で小さい画面では見えない人がMac画面を使ってAndroidを操作すれば大画面で見られるので目に優しい、という点など、メリットは結構あります。
 まあ便利アプリ系は「持ち歩いて使う」事をしないと意味がない物が多いので便利アプリ系は仮想化しても得られるものは少ないんですが、逆に言うと「持ち歩いて使う」事にこだわらない用途、例えばGPSを使わないゲームなんかは録画できて高性能で画面も大きい、というメリットを享受できるので非常に仮想化環境と相性の良い使い方だと言えて、まあマクロ系でBANという話もなくはないんですが仮想化環境で走らせてオーケー、というゲームもあるので(アズールレーンとかは仮想化環境オーケーなはずです)そういうゲームを遊ぶのであれば仮想化環境で遊ぶ、という選択肢はあるのではないかと思います。

Macで普通にゲームが遊べる仮想化環境は

 MacでAndroidを仮想化して使いたい、というニーズの場合、フリーで使えるツールは結構数があるんですが、仮想化環境に深入りしないで簡単にインストールしてゲームがしたい、というニーズだと選択肢は多くありません。
 Androidを仮想化するだけならVirtualBoxやParallels Desktopなんかの選択肢があるんですが、それらのツールは初期設定が面倒だったりWi-Fiの設定ができなくて「Wi-Fiなしモード」のないゲームが遊べなかったり、ゲームを遊ぶ場合大体必要になるGoogle Playがインストールされていなくてインストールするのが非常に大変だったりするので、ゲームを遊びたいだけのニーズであればNoxPlayerかBlueStacksの選択肢が現実的でしょう。
 NoxPlayerとBlueStacksはどちらもフリーのAndroid仮想化環境で、どちらもGoogle PlayがインストールされていてWi-Fiの設定が済んだ環境で展開されるので、インストールしたらGoogle Playで自分のGoogleアカウントを設定し、プレイしたいゲームをGoogle Playからインストールして起動するだけで遊べます。

NoxPlayer

 NoxPlayerとは中国・北京に本社を構えるノックスデジタルエンターテインメントが設計・開発などを手がけている無料のAndroidエミュレーターです。
 Windows版・Mac版がありますがMac版でも仮想環境でゲームをプレイする範囲では何の問題もなく遊べるようにできています。
 後述するBlueStacksに比べるとアプリがもっさりしているのとデスクトップの画面がカスタマイズされすぎていて色々なゲームが表示されるという面倒臭さはあるんですが、比較的スペックの低いMacでも動作が可能で一通りの操作は問題なくできるので、スペックの高くないMacを使っている人はNoxPlayerの方が良いアプリかも知れません。

BlueStacks

 BlueStacksとはシリコンバレーに居を定めるBlueStacks社が設計・開発などを手掛けている無料のAndroidシミュレーターです。
 Windows版・Mac版がありますがMac版で機能が完結しているのでMac版を使って遊ぶ分には何の問題もなく動作可能です。
 NoxPlayerに比べると動作がサクサクしている・デスクトップの画面に余計なゲームが表示されないという点でメリットがあり、特にマシンスペックがBlueStacksの動作に与える影響が大きいので、比較的スペックの高いMacを使っている方はBlueStacksを選ぶとポテンシャルを発揮できるでしょう。

個人的に使いやすいと思うのは

 私は去年末までNoxPlayerを使っていたのですが去年末からBlueStacksを使うようになり、今はメインでBlueStacksを使っています。
 今のMacBookProではBlueStacksの方が動作が軽快でサクサクしているのですが、去年まで使っていたMacBookPro13インチCTOモデル(Cpre i7/メモリ16GB/ストレージ512GB)だとBlueStakcsは動作が遅くプレイ音が遅れて聞こえる感じだったのでNoxPlayerの方が便利でした。
 多分なんですけど、NoxPlayerはスペックがそれなりのPCでもそれなりにサクサク動くように設計されていると思うんですが、逆にBlueStacksはマシンスペックがそのまま仮想環境に影響を与える設計になっているように思えて、おそらくなんですがスペックが良いパソコンならBlueStacksの方が便利なんですがスペックが低めだとBlueStacksは使い物にならなくてNoxPlayerの方が使える、という感じなのではないかと思います。あくまで個人の感想ですが。
 私の場合使っているMacBookProがスペックお化けなのでBlueStacksの方が便利に思えるので、今はBlueStacksを使っています。

まとめ

 という訳で、スペックの良いMacでAndroidの仮想化環境を使うのであればBlueStacksが良いよ、というお話でした。
 とはいえNoxPlayerも以前の「Mac版で音が出ない」という問題は解消しており、どちらを使うかは好みの範囲に収まる話だと思いますので、まだBlueStacksを使っていない人は一度試してみるといいのではないかと思います。
 もちろんNoxPlayerの方が良ければそちらを使えばいいですし、好みですよね!

 まあ個人的にはスペックを増してBlueStacksを使う、という選択肢を強くおすすめします。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!


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