インテルMacBookProとM1搭載MacBookAirの違いについて

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 どうもこんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日は私の持っているインテルMacBookPro15インチ(2018年モデル)とM1搭載MacBookAirの違いについてお話したいと思います。

インテルMacBookPro15インチ(2018年モデル)とは

 インテルMacBookProとはApple社の開発・販売するインテルCPUを搭載したノートブックのPro向けモデルをさし、私が持っているMacBookPro15インチ(2018年モデル)はCTOで特盛構成にしたもので、CPUをクアッドコアCore i7なのをヘキサコアCore i9に変更、メモリが16GBなのを32GBに拡張、ストレージが512GBなのを1TBに拡張、ビデオカードもRadeon Pro Vega20に積み増したものを持っていて、インテルMacBookProとしてはMacBookPro15インチ(2019年モデル)とMacBookPro16インチがあるので2世代型落ちの製品なんですがCTOでストレージ以外はマックスで盛っているので引けを取らずいま時点でも動作の速度や反応には一切問題がないですし使っていて不満のない製品です。

M1搭載MacBookAirとは

 M1搭載MacBookAirとはApple社の開発・販売するApple Siliconを搭載したノートブックのAirモデルを指し、私が持っているM1搭載MacBookAirは去年11月に発表・販売が開始されたモデルで、私はCPUが8コア・GPUが7コア・メモリが16GBでストレージが256GBのモデルを持っていて最新MacBookAirとして大事に使っているんですが、性能が凄まじく、ベンチマークスコアでインテルMacBookPro15インチ(2018年モデル)を超えるスコアを出したりバッテリー持ちが神がかって良かったり熱を全然発しないので非常に使いやすい製品です。

インテルCPUとM1チップの違い

 インテルCPUとM1チップの違いはCPUのメーカーの違いと製造工程の違いがあり、インテルCPUはインテル社が製造・販売するCPUですが汎用のCPUでWindows/Mac OS/Linuxに使われており、M1チップはApple SiliconなのでApple社の開発・搭載するCPUでMac OS/iOS専用のCPUであるという点が違います。
 もう少し細かく言うと製造する際の回路サイズの大きさなんかが結構違うんですが、主な違いはメーカーとOS専用か汎用かという部分だと思っておけば大きな違いはありません。
 M1チップはこの前までMac OS専用チップだったんですが、今週M1搭載iPad Proが発売されてiOSでもつかえるようになりました。

CPU性能は概ねハイエンドと一緒、M1チップのほうが優れている感じなんですが

 CPUの性能でいうとM1チップはインテルでいうとCore i9(ハイエンド)のCPU相当のCPUなんですが、ベンチマークでいうとM1のほうが若干スコアが良く、同じ性能を出す場合にインテルCPUの方が熱を発して電力を食うので消費電力ベース・発熱ベースで言うとM1チップのほうが優れている感じです。
 まあCPUとして根っこが違うものなので比べても意味がないんですが、単純比較した時の性能でいうとM1チップの方がコスパが良いのでかなりお薦めな感じです。

Windowsの仮想化はインテルCPUの方が優れています

 インテルCPUとM1チップの差でいうと、仮想化環境のWindowsの話でいうとインテルMacの方が強いです。
 インテルMacだとBootCampでWindowsを起動する事ができますし、Parallels Desktopみたいな仮想化ソフトを使う事でWindowsを起動する事ができるのでMac OSだけではなくWindowsも使いたい、という話であればインテルMacを選んだ方が良いです。
 ただ、M1チップでもBootCampは使えないですがParallels Desktopを使ってARM版Windowsは動きますし、ARM版Windowsは正規版ではないんですがプレビュー版としてそれなりに普通に使えるのでM1チップが完全に駄目という話ではないんですが、正式版のWindowsをネイティブブートで動かしたいのであればインテルCPUの方が優れています。

Linuxの仮想化は両方オーケーです

 Linuxの仮想化についてはインテルCPUの場合ネイティブブートも可能で仮想化環境もParallels Desktopの他に複数あり、普通に使う事ができます。
 M1チップの場合は今ネイティブブートに対応するようになって使えるようになったのと、仮想化環境で言うとParallels Desktopを使ってARM版Linuxを仮想化する事ができるので問題がなく、Linuxの仮想化についてはインテルCPUもM1チップも変わらなく使えるという事になります。

Androidの仮想化はインテルCPUの方が優れています

 Androidの仮想化についてはインテルCPUは複数の仮想化環境がありGoogle Playがインストールされた状態で使えるアプリも複数あり、かなり自由に環境設定をできます。
 しかしM1チップについては現状Androidを仮想化できる仮想化環境がなくAndroidを使うのであれば実機を使ったほうが早い部分があるので、Androidを仮想化したいのであればインテルCPUの方が良いという結果になります。

仮想化以外については大体互換性があるので

 今は仮想化の話をしましたが、仮想化以外についてはM1チップは大体においてインテルCPUに対して互換性があり、もちろん専用のアプリがあるならそれを使う方がいいんですが大体のアプリについては互換動作をするのでアプリの互換性で心配する必要はほとんどなく、普通にアプリを使う範囲ではまず問題なく使う事ができるのでM1チップは恐れる事なく使って良いと思います。

コストパフォーマンスで言うとM1チップのほうが遥かに優れています

 仮想化環境の面でちょっと劣る部分はありますが、他の部分についてはほぼ互換性がありますし、CPUの性能そのものでいうとインテルCPUよりM1チップの方が性能が高いので単純に性能の良いパソコンが欲しいなら今はもうM1搭載Macを購入した方がコストパフォーマンスが良いと思います。
 今M1チップのマシンでいうとMacBookPro・MacBookAir・Mac mini・iMac・iPad Proがありますがどれを選んでも素晴らしい性能が得られるのでお薦めであり、値段も安いのでコストパフォーマンスが優れた製品が多く素晴らしいと思います。

しかしインテルCPUのMacも使いやすいので

 M1チップ搭載のMacが良い、という話をメインにしましたが、インテルCPUのMacは仮想化環境が強く、熱を発する点と電力を消費する点ではデメリットがありますが「なんでもできる」環境としては今現在完全に完成している環境なのでスペックの良いインテルMacを1台持っていると非常に便利なのでおすすめします。

必要に応じて購入すると良いと思います

 まあ基本的には「今欲しいモデル」を購入するのが良いんですが、インテルMac、M1搭載Macともにとても優れている機械なので必要に応じて購入すると良いと思います。
 確実に性能がよく色々できるモデルがほしければインテルMacが良いですし、今の性能の良さを享受したい・安く性能が良いモデルが欲しければM1搭載Macが良いですし、自分にあったモデルを選べば良いと思います。

 理想なのは両方ハイエンドで揃える事なんですが、ちょっと予算がかかるので難しいですよね。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!


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