M1搭載MacBookAirにプレビュー版のParallels DesktopでARM版Windowsをインストールして使う方法

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 どうもこんにちは、ここ最近は24時前にブログを書いていたんですが今日はゆっくりしすぎてしまって午前2時にブログを書いている如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日は、まだ本番環境ではありませんが、M1搭載MacBookAir(AirでなくてもProでもminiでもOKです)に、プレビュー版のParallels Desktopをインストールし、その上でARM版のWindowsをインストールする方法について共有しようと思います。文章での説明なので回りくどいかもしれませんがよろしくお付き合い下さい。

そもそもインテルMacにはParallels DesktopでWindowsを仮想化する選択肢がありました

 そもそもの話をすると、パソコンを使う時に「OSは何を使う?」という選択肢なんですが、Windowsを選んだ場合はWindowsとLinuxしか使えないんですが、Mac OSを選んだ場合、仮想化する事でMac OSとWindowsとLinuxを使う事が今まではできたのです。
 なぜ過去形かというと、今がMacを使う時にインテル版Macを使っているなら引き続き仮想化してMac OS/Windows/Linuxを使えるんですが、M1搭載Macを使っている場合はMac OSとLinuxしか使えない状態なのです。事実としてではなくライセンス場の問題として。
 今まではインテルMacを使っていれば仮想化環境ソフトを使う事で(ライセンスは購入しなければなりませんが)Windowsを仮想化してMac OS上で使う事ができましたし、あとBootCampを使ってWindowsを普通に起動する事ができました。
 しかしこれらはすべて「インテル版Mac」の場合の話です。

しかし今MacがM1化する事でM1用の仮想化環境がない、ARM版のWindowsがないという二重苦にあります

 しかし今はMacがM1化する事でCPUが代わり、M1用の仮想化環境が販売されていないという点が1つ、そしてM1はARMなので仮想化する場合にARM版のWindowsでないと起動できないんですが、ARM版のWindowsも販売されていないので、M1搭載MacでWindowsを起動するには二重苦があるのです。
 これはWindowsを動かすソフトである仮想化ソフトと、動く本体であるWindowsがARM版でないといけないという制限があるので仕方がない事なんですが結構大きな問題です。

ですがParallels Desktopにプレビュー版が出て、WindowsにもARM版のプレビュー版が出たのです

 そんな環境ではあるんですが、今Mac向けの仮想化環境で有名なParallelsからM1搭載Mac用のParallels Desktopのプレビュー版が公開されたのです。これはWindowsを動かす側のソフトなんですが、これが対応してくれた事でARM版のWindowsさえあればParallels Desktopで仮想化してM1搭載MacからWindowsを起動できるという事です。
 そしてARM版のWindowsについてですが、現在ライセンスは販売されていないんですが、ARM版のWindowsのテクニカルプレビュー版が公開されており、これを使う事で動く側のWindowsがARM版となるのでM1の仮想化環境からWindowsが動く結果となるのです。

両方プレビュー版ですがちゃんと設定してあげる事でM1搭載Mac上でWindowsが仮想化できます

 というわけで、仮想化ソフトもWindowsもどちらもプレビュー版なのでこれから先なくなる可能性があるんですが、現時点では環境構築自体はできる状態です。
 構築した環境でWindowsのソフトが動きますし、今プレビュー版になっているARM版Windowsは32ビットのアプリだけではなく64ビットのアプリも動くバージョンなのでまあARM版なので全部が全部動くとは言い切れないんですが、かなり大きな枠で見ていろいろなアプリを動かす事ができる環境なのです。
 では、どうやって環境を構築するのでしょうか。

詳しい方法について

 M1搭載Macを使ってのARM版Windows仮想化環境の作り方ですが、詳しく説明すると5つのステップがあります。
 まずParallels Desktopがプレビュー版なので入手のためにParallelsのアカウントを取得する事、そしてプレビュー版のParallels Desktopをダウンロードする事、次いでARM版Windowsがテクニカルプレビュー版なので入手のためにアカウントを取得する事、そしてテクニカルプレビュー版のARM版Windowsをダウンロードする事、それが終わったら実際にインストールして終了です。
 どちらもプレビュー版で日本語で対応してくれないので英語とのお付き合いが必要ですが、インストールして環境セットアップするまでは別に難しい英語は出てこないので指差し確認しながら操作して貰えれば問題ないと思います

Parallelsのアカウントを取る

 まずParallelsのアカウントを取ります。アカウントを持っている人はこの手順をパスして構いません。
 https://www.parallels.com/jp/のリンクからParallelsのWebサイトに移動し、画面右上の「マイアカウント」をクリックします。
 ページ遷移してログイン画面になるので「I am a new user」をクリック、画面が切り替わるので「Email」「First Name」「Last Name」「Password」を入力して「Accept Terms of Use」にチェックを入れて「Sign Up」をクリックします。
 これでアカウントができました。

Parallels Desktopのプレビュー版をダウンロードする

 次にParallels Desktopのプレビュー版をダウンロードします。
 Parallelsのアカウントにログインした状態でhttps://www.parallels.com/blogs/parallels-desktop-apple-silicon-mac/のリンクからプレビューのページを開き、画面中程にある「Try Technical Preview」のボタンをクリックすると新しく画面が開きますので開く画面の「Step 3: Install and Activate.」にある「DOWNLOAD」をクリックすると「install Parallels Desktop.dmg」というインストールファイルのダウンロードが始まります。この画面に「Activation key」という項目があり、これはライセンスキーなのでコピーしておいて下さい。
 ダウンロードが完了したら準備は終了です。次にマイクロソフトのアカウントを取りに行きます。

Microsoftのアカウントを取る

 次にマイクロソフトのアカウントを取ります。アカウントを持っている人はこの手順をパスして構いません。
 https://www.microsoft.com/ja-jp/のリンクからマイクロソフトのWebページに移動し、画面右上のアイコンから「アカウントにサインインする」を選び、切り替わった画面で「アカウントをお持ちでない場合、作成できます。」と出ますので「作成」をクリックします。
 「アカウントの作成」でメールアドレスを入力し、次の画面でパスワードを入力します。次にお名前の画面で名前を入力し、次に生年月日を入力(地域は日本で設定します)、メールアドレス宛に確認コードが送られるのでそれを入力してから面倒くさいパズルを解かされてアカウント作成完了です。

ARM版Windowsのプレビュー版をダウンロードする

 次にARM版のWindowsのテクニカルプレビュー版をダウンロードしてきます。
 マイクロソフトのアカウントにログインした状態でhttps://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewARM64?wa=wsignin1.0のリンクに移動してテクニカルプレビューの画面を出します。
 画面に表示されている「Learn More」のボタンをクリックするとインサイダープログラムの画面が開くので「Register」をクリック、切り替わった画面で「Sign in now」をクリックしてIDとパスワードを聞かれるので認証を通し、次の画面で「I accept the terms of this agreement. (Required)」にチェックを入れて「Register now」をクリックします。
 次の画面で「Flight now」と出るのでそれをクリック、その状態でもう一度https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewARM64?wa=wsignin1.0にアクセスすると「Windows 10 on ARM Insider Preview」のページに飛びます。このページの中ほどに「Windows 10 Client ARM64 Insider Preview」というリンクがあるのでそれをクリックすると「Windows10_InsiderPreview_Client_ARM64_en-us_?????.VHDX」というファイルがダウンロードされます。
 ダウンロードが完了したら準備は終了です。

Parallels Desktopのプレビュー版をインストールする

 最後にプレビュー版のParallels Desktopを使ってARM版Windows10をインストールします。
 ダウンロードしてきた「install Parallels Desktop.dmg」をダブルクリックすると「install Parallels Desktop」画面が表示されるので「install Parallels Desktop」をダブルクリックするとインストール画面が表示されますので、その手順に沿ってインストールを行います。
 インストールの途中で使うWindowsを聞かれますので、ダウンロードしてきた「Windows10_InsiderPreview_Client_ARM64_en-us_?????.VHDX」を指定してあげれば後は勝手に作業が進み、10分もしないうちにARM版Windowsが起動してきます。簡単です。

基本的にはこれだけなので簡単です

 というわけで基本的にはこれだけなので難しい部分はありません。アカウント作ってダウンロードして実行するだけです。
 環境を作るのは結構簡単なので、今M1搭載Macを持っている人は一度チャレンジしてみるといいんじゃないでしょうか。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!


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