Macのトラブルシュート方法について

この記事は約 10 分で読めます

 どうもこんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日はMacが不調になった時のトラブルシュート方法についてのお話しを中心にお送りしたいと思います。

Macのトラブルシュート方法について

 Macでトラブルがあった場合、明らかに機械的な故障の場合には修理に出すしか方法がないんですが、アプリやOSの問題に思えるトラブルであった場合、次の手順を踏んでトラブルシュートする事で問題が解決する場合があります。
 もちろんいきなりサポートに問い合わせてもいいんですが、サポートで下記の内容を試すように言われると思うのでまず先に自分でやっておき、サポートを受ける時に時短で他のトラブルシュート方法を聞けるようにするといいでしょう。
 M1搭載Macの場合NVRAMのクリアとSMCのクリアは出来ないんですが、他のトラブルシュート方法は有効なのでまず試してみる事をお薦めします。

アプリの再起動を試す

 まず最初の切り分けですが、使っているアプリに問題が怒るのでしたらアプリの再起動を行う事をお薦めします。
 画面左上の「<アプリ名>」メニューから「<アプリ名>を終了」を選んでアプリを一回終了し、再度起動します。
 もし「<アプリ名>」メニューを開こうとしたらレインボーカーソルで開けない場合アプリが固まっている可能性が非常に高いのでDockのアプリアイコンを右クリックして「強制終了」を選んで強制終了し、その後アプリを再度起動します。
 アプリの一時的な不具合の場合これだけで直る場合があるのでチェックしてみて下さい。

Finderの再起動を試す

 アプリ再起動では直らない場合、Finderが一時的に問題を起こしている可能性があるのでFinderの再起動を行います。
 DockのFinderアイコンをoptionキーを押しながら右クリックすると「再度開く」という項目が現れるのでそれを選択します。
 場合によっては一瞬画面がフラッシュしますが正常挙動です。「再度開く」を行うとFinderが一度終了して起動し直されるので、それで問題が解消している場合があります。
 Finderアイコンを右クリックしてもメニューが出ない場合Finderが固まっているので次の「Macを再起動してみる」を試して見て下さい。」

Macを再起動してみる

 アプリ再起動、Finder再起動で問題が修正しない場合MacのOS自体に一時的な問題が起きている可能性があるのでMacを再起動しましょう。
 画面左上アップルメニューから「再起動」を選択して実行するとMacが再起動します。
 アップルメニューにカーソルを当てるとレインボーカーソルになってメニューが開かない場合しばらく待ってみて、どうしてもレインボーカーソルが直らない場合電源ボタンを長押しする事で強制的にMacを終了する事ができるので強制終了してから起動し直して下さい。
 Macの再起動で問題が解消する場合OSの一時的な不具合だったという事なのでまた問題が起きたらMacを再起動すればオーケーです。

Macのセーフブートを試す

 Mac再起動でも問題が修正されない場合起動関係のファイルが壊れている可能性があるのでMacをセーフブートしましょう。セーフブートすると起動系のファイルが作り直されるので問題が解消する場合があります。
 Macのセーフブートには2種類あって、インテルMacの場合Macを終了したあと左シフトキーを押しながらMacを起動して起動するまで押しっぱなしにします。起動画面で画面の右上に赤文字で「セーフブート」と書いてあればオーケーです。一度ログインした後何もせずすぐ再起動しましょう。
 M1/M1 Pro/M1 Max搭載のMacの場合、Macを終了した後電源キーを長押しし、画面に「起動オプションを開くには押したまま」と表示されるまでそのまま長押し、起動オプションが開いたらSSDが表示されますが左シフトを押すと「セーフブート」と表示されるのでその状態でクリックすればオーケーです。起動画面で画面の右上に赤文字で「セーフブート」と書いてあればオーケーです。一度ログインし、そのまま何もせず再起動しましょう。
 セーフブートを行う事で問題が解消された場合ブート関連のファイルに問題があった事になります。

NVRAMをクリアしてみる

 セーフブートでも直らない場合、インテルMacの場合はNVRAMという領域をクリアする事で問題が解消する可能性があります。
 NVRAMのクリア方法はMacを再起動してすぐに「optionキー」「commandキー」「pキー」「rキー」の4つのキーを押しっぱなしにして20秒ほど押し続けます。起動音が鳴るタイプのMacをお使いの場合、2回起動音が鳴るので2回目がなったら手を離して大丈夫です。起動音がならないタイプのMacの場合、一度Appleマークが表示されてから画面が黒くなりもう一度Appleマークが表示されるのでそれが目安です。不安な方は20秒数えながら押しっぱなしにしても大丈夫です。
 そのままMacが起動しますので、問題が解消されているか確認して下さい。
 M1/M1 Pro/M1 Max搭載のMacの場合NVRAMのクリアは行なえませんので、次の手順である「SMCのクリア」もできないので次の次である「ストレージにFirst Aidをかけてみる」に進んで下さい。

SMCをクリアしてみる

 NVRAMをクリアしても問題が解消しない場合、SMCという領域の情報が狂っている可能性が考えられるので、SMCのクリアを試すと良いでしょう。
 まずMacの電源を落としてから電源を抜き、通電しない状態にしてからキーボードの左側にある「optionキー」と「Shiftキー」と「controlキー」を押しっぱなしにしながら電源キーを押し、電源キーも押しっぱなしにしながら10秒間キーを押し続けます。その後普通に起動して(電源につなげても良いです)問題ありません。
 起動してみて、問題が解消されているか確認して下さい。
 M1/M1 Pro/M1 Max搭載のMacではSMCのクリアが行えないので次のステップに進んで下さい。

ストレージにFirst Aidをかけてみる

 ストレージのファイル構成に問題がある場合もトラブルが起きるので、使っているストレージにFirst Aidをかけて権限の修復をしましょう。
 「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダの中に「ディスクユーティリティ」というアプリがあるのでそれを起動します。
 使っているストレージを選択してから「ファイル」メニューを開き、「First Aidを実行」を選びます。
 ストレージの容量や速さによってFirst Aidの実行時間は変わりますが結構待たされるので完了まで待って下さい。
 First Aidで問題が解消した場合ファイルの権限の問題だった事になります。

ユーザーを新しく作ってみる

 First Aidを行っても問題が解消しない場合ユーザー依存のファイルが壊れているために問題が発生している可能性も考えられますので、一度Macで新しいユーザーを作り、そのユーザーでログインして見る事で問題が解消する場合があります。
 画面右上のメニューから「システム環境設定」を開き、「ユーザーとグループ」を開き、名前が表示されている欄の下に+ーのボタンがあるのでその下の鍵マークをクリックして認証を通してからアクティブになる+のボタンを押して「フルネーム」「アカウント名」「パスワード」「確認」を入力してユーザーを作成します。
 その後画面右上のメニューから「ログオフ」を選んで今のユーザーを抜け、新しく作ったユーザーでログインし初期設定を行います。
 新しいユーザーで使ってみて問題が解消されているか確認して下さい。これで問題が解消した場合ユーザー依存のファイルに問題があったことになります。

基本的にはここまで試しておくと良いので

 基本的にはここまで試したら後はOSのリカバリかサポートに助けて貰うしかないので、OSリカバリ前にサポートに問い合わせると良いでしょう。
 OSリカバリは手間がかかりデータのバックアップも必要なのでできれば避けたいんですが、他に方法がないかをサポートに確認して駄目ならOSリカバリの流れになります。
 しかしサポートに上記で試した事を試すように指示されたら「もう試しました」と言えるのでサポートは早く済むと思います。

まとめ

 という訳でMacが不調になった時のトラブルシュート方法についてまとめました。
 サポートを受ける前に是非一通り試して頂きたいと思いますので、頑張ってチェックしてみて下さい。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!


Warning: Undefined array key "url" in /home/c2855771/public_html/techblog.show-ya.blue/wp-content/plugins/donorbox-donation-form/donorbox_embed_campaign.php on line 168