Macbook Pro RetinaにOSX MacericksとWindows 7とUbuntu 13.10をトリプルブート

この記事は約 6 分で読めます

新記事→https://techblog.show-ya.blue/?p=240があるのでそちらを参照して下さい。この記事より良い環境になります

 「OSXとWindowsとUbuntuが全部問題なく動くのはMacだけ!」と言う訳でMacBookPro Retinaを去年購入したんですが、そういえばまだ設定していなかったと思ってトリプルブートに設定したんですがドハマりして3日かかったので、次回リカバリなり再インストールするなりした際に困らないようにメモを起こしておきます。

【作りたい環境】
 「Mac OSX(Mavericks)」と「Windows 7」と「Ubuntu 13.10」が全て起動できる環境。
 それに加え、全てのOSから参照可能な「データパーティション」が欲しい。

【パーティションの設計】
 WindowsはHDD1個につきパーティションを4つまでしか認識しないので、パーティションの設定は非常に大事です。
 特にMacbook Pro Retinaは「内蔵パーティション内にリカバリ領域を設けている」のが曲者で、何もしなくても「MBR(起動領域)」と「リカバリ領域」の2つのパーティションが存在しているので、「Windows7」をインストールして「データパーティション」を認識させるには、まず「Windows7」と「データパーティション」をHDDの前の部分につめ込まなくては行けません。
 そこで、このように設計しました。

 (1)Windows 7のパーティション(ntfsフォーマット)
 (2)データパーティション(FATフォーマット)
 (3)MacOS X Mavericksのパーティション(HFSジャーナリングフォーマット)
 (4)Ubuntu 13.10パーティション(ext4フォーマット)

【手順】
 A.パーティションを切る
 まず、MacOSをパーティションの3つ目に入れる必要があるので、MacOSの再構成からスタート。
 再構成用のパーティションから起動して、HDDを消去し、設計通りにパーティションを切るのですが、「ntfsフォーマット」は選べないので(1)は適当にFATででも。
 注意点として(2)を「exFAT」でフォーマットすると後々起動しなくなって面倒くさいので、ちゃんと「FAT」でフォーマットして行く事。
 (3)は普通にパーティションすれば問題ないし、(4)はそもそも何でフォーマットしようとUbuntuインストール時に再フォーマットするのでご自由に

 B.MacOS Xを(3)にインストール
 特に困る事はないはず。
 インストールが終わったらBootCampを使ってWindows7用のデバイスドライバが入ったDVDを焼いておくと良いです。

 C.Windows7を(1)にインストール
 普通にインストールDVDをDVDドライブに入れて「Option」キーを押しながら起動し、WindowsのDVDを選んでブートすればインストールが始まる。
 Aの手順でFATにしたドライブを選択し、「削除」を選んでから「追加」で同じ領域のntfs領域を作ってそこにインストール。
 インストール中何回か再起動するので、再起動のたびに「Option」キーを押してWindowsの「DVD」ではなく「HDD」から起動すること。

 D.Windowsの起動を確認。
 インストールが終わったらWindowsの起動を確認。何もせずに再起動するとMac OSXが起動し、「Option」キーを押しながら起動すると「Mac OSX」と「Windows」のHDDが選べてどちらも起動することを確認。
 手順通りにやっていれば、この時点でOSXからもWindowsからも(2)のデータドライブが見えているはず。

 E.Ubuntuのインストール
 Cと基本的に手順は同じ。DVD入れてOpiton押しながら起動し、「Windows」(と表示されちゃう)のDVDから起動してインストール。
 インストール中にwifiを認識しなかったら一度「プロプライエタリなソフトウェアをインストールする」にしてインストールを途中まで進めると認識してくれる事があるのでそこまで進め、認識したら一度インストールを中断し、もう一度インストールを立ち上げるとインターネット接続がOKになり、アップデートも一緒にインストールする選択肢がでるので、インストールしておくと便利。

 F.Ubuntuの起動を確認。
 インストールが終わったらUbuntuの起動を確認。Optionキーを押さなければMac OSXが起動し、Optionキーを押して起動したらLinuxのブートローダーが起動することを確認。ブートローダーからWindows、Ubuntuの両方を起動できるのを確認したら作業終了。

 基本的にはパーティション切る時にだけ注意するのと、下手なWeb記事を見てreFITなどを入れずにちゃんと手順を踏むのが大事。
 どうしてもreFITが欲しければ、トリプルブートが完成してから導入する事を推奨。

この記事を書いた人 Wrote this article

如月翔也 男性

如月翔也です。ガジェットとAppleが大好きな中年男です。ガジェットがお好きな方、Appleがお好きな方、トラブルでお困りの方はぜひブログをごらん下さい。コメントを貰うと非常に喜ぶのでお気軽にコメントをお願いします。  詳細なプロフィールは「https://saigetudo.com」を御覧ください!